マッサージはなぜいいの?

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217月
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あるサイトでこんなやり取りがありました。
興味深いので載せてみます。

【質問】

クライアントから、こんな質問を受けたら、皆さんはプロフェッショナルとしてどのように答えますか?
1「どうしてマッサージで癒されるんですか?」
2「どうして、マッサージを何回も受けないといけないんですか?」
3「マッサージを受けて治ったと思っても、数ヶ月経つとまた同じところが痛くなるのはどうしてですか?」
4「マッサージを受けるともみ返しがあるから嫌です。なぜ、もみ返しがおこるんですか?」
5「なぜ、マッサージを受けるといいんですか?」

このような質問にきちんと答えられれば、もっと多くの人がマッサージの重要性を理解してくれるのではないかと思うのですが。

【皆さんの回答】

Aさん

1 人の手が触れるからじゃないでしょうか。
2 長年溜め込んだものを1時間やそこらで完全にってわけにはなかなか…。
3 同じ生活習慣を続ければ、同じことが再び起こるのは仕方ないですよね。
4 無理なほぐし方をするからではないでしょうか。
5 基本的には血流の循環等を良くするのが目的でしょうが、リラクゼーションとして癒しを求める人もいるでしょうし、人それぞれかと。

Bさん

1.昔から『手当て』という位ですから、触れる行為は癒されるのだと思います。
もちろん信頼関係は必要だと思います。

2.3.何度も受ける必要はないと思いますが、ご本人が必要だと感じればほぐしてもらえば良いと思います。
ただし…
身体の状態によってはある程度続けて頂きたい方はいらっしゃいます。

長年の生活習慣の改善も必要だと思いますしね。
4.必要以上の事をされてしまうとあるのだと思いますが、あってはいけない事だと考えています。
5.当店ご利用のお客様はお話を楽しみにご来店される方も多くいらっしゃいます。
程よい距離感がその空間を作るのだと考えています。

Cさん

1、マッサージ自体が気持ちがいいから。あと下劣な答えとして、「若い女の子
にさわってもらえるから」(決して、冗談で言っているのではありません。
私が以前、働いていた職場ではそのような患者さんが多くいました。
女性治療師には、自分を守るための心構え、対応の仕方を教えましたが、
誰一人として、私の意見を真剣には聞き入れてくれませんでした。

2、みなさんが既に答えたもの以外では
「治療師が患者さんをもう一度マッサージに来るように、しってかしらずか
刷り込むから」

3、なにをもって「治る」と表現するかは別の問題として、人間が生きていく以上
筋肉を使うわけで、またストレスもたまるし、そうするとまた筋肉が凝ってくる
からじゃないでしょうか?決して、マッサージで治らない=整骨系のテクニック
という短絡的な発想にならないように、と私は思います。

4、マッサージを受けると多かれ少なかれ、「もみ返し」はおこります。
たとえばヨーロッパ人の患者さんは、筋肉を圧迫刺激になれていない人も
多く、日本人以上に、マッサージ後の筋痛がでます。
したがって、私の意見では、マッサージだけでなく、整骨系のテクニックが
広くヨーロッパで普及しているのは、整骨系のテクニックが筋肉をさわらず
筋肉の緊張をリリースできるからだと思います。
(そう私の意見では、整骨系のテクニックは結果的にストレッチの一種と
考えます。)
しかし、その反面、筋硬結という考えが見過ごされ、あまりにも多くの人
が無駄な治療、手術をうけてきたのは、非常に残念です。

5、気持ちがいいから、これしかないでしょう。

【私の回答】

マッサージを「手技による施術一般」と考えて、私なりの答えを書いてみます。

1 人は「孤独になるかもしれない」という不安を抱えて生まれてきます。
母親の子宮から切り離されたときそれは始まります。
一人になる=生きていけない という根源的な恐怖です。

触れるという行為は皮膚感覚を通して直接的に『私は一人ではない』という感覚を思い出させてくれます。
だから恐怖・不安が和らぎます。これが「癒される」ということです。

同時に「私はこのままでいいんだ」という、今の肉体(=自分そのもの)を受け入れてもらっているという感覚を満たしてくれます。

2 『受けないといけない』ということはありません。
ただし、その人独自の緊張パターンというものがあり、リラックスした状態でいることをすぐ忘れて緊張状態で生活しているとまた筋肉がこわばり、いろんなトラブルが起きてきますので、肉体的・精神的に辛くなってきます。だからまた楽になりたいと思うのです。

さらに1回の施術で起こせる変化というのは限られています。全体のからだの癖がその変化を元に戻してしまうのです。

3  2 と同じことですが、その人独自のからだ全体のアンバランス・緊張パターンが変わっていないとそれに支配されてしまうので、施術による部分的な改善が元に戻ってしまいます。
それを変えるには「からだ全体のアンバランス・緊張パターン」そのものを変化させる施術が必要です。

4  もみ返しが何かということですが、1つは施術によって老廃物が多量に出た結果神経が刺激されるという可能性、 もう一つは強い刺激によって筋繊維が部分的に破壊され、軽い炎症反応が起こるという可能性です。どんな施術でも多かれ少なかれ両者が起こることが多いですが、熟練した施術は身体が修復できる範囲内での刺激を与え、回復に重要な周囲の血行を促進させることも考慮して施術するので回復も早く、痛みもなくなります。身体を知らない施術者は部分にのみ強い刺激を与え続けるので破壊が修復能力を超えるため炎症による痛みが持続してしまいます。

身体を変化させるということは、ある程度の破壊(といっても筋肉組織ではなく結合組織を中心に変化させるということを熟練した施術者は知っています)を伴いますので、ある程度の痛みはやむを得ない部分もありますが、強い刺激以外の筋肉を弛緩させる方法を使うことによってそれらを軽減あるいはほとんど感じさせないように施術することも熟練した施術者には可能です。

5  人間はさまざまな思考に日々追われていて、それが筋肉の緊張=心理的な緊張を生み出し、それによりからだのトラブルが起きていることがとても多いです。施術により、筋肉の緊張が和らぐとそれにとらわれていた心理的な緊張が和らぎ、思考から離れた精神・肉体的なリラクゼーションが起こります。(感情的反応は必ず筋肉的な緊張と連動しています)そしてその安らぎの空間のなかであるがままの自分自身を発見することが出来ます。すべての人にとって自分がそのままの自分でいい、安心していいという感覚は代えがたい価値のある感覚です。

皆さんはどう思いますか?


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